2025年10月17日金曜日

おくちの中を見直そう!

みなさん、こんにちは😃今朝は栗駒山の鮮やかなオレンジ色🍂が映える青空でしたね👀

さて、先日10月15日に栗原市歯科医師会 会長 川井一行先生を講師にお招きし、「第6回医療勉強会」を行いました✨川井先生は瀬峰に開業し40年、地域に根ざした診療をなされております😊この日のテーマは、『口腔ケアの実際』です👍「日々現場でケアをされている職員さんに伝えたい」という先生のご意向から人数を制限して開催いたしました。

川井先生には、多くの道具を持参していただき、参加者が実務で役立つ内容をわかりやすく解説してくださいました✨前半は総論、「嚥下の“嚥”という字は口とつばめからできていますね」「みなさん、“飲み込む”を英語でいうとなんというかググってみましょう」難しい話ではなく、だれもが関心を持ちやすい話題から入っていく話術!そして、ときどきクスリと笑いたくなる小ネタも添えて、川井先生のワールドに引き込まれた90分でした❣
後半は各論へ。その前に、ちょっと懐かしい理科の実験です😉位相差顕微鏡を使用して、歯垢から生きた菌を観察するべく会場から勇者4名を選出😏モニターを囲んで先生のお話を聞きました😁
私たちの口腔内には、常在菌も含めて数億の細菌がいること。最初にその話を聞いたとき、「えぇ?それは言い過ぎじゃない?」なんて心で思ったのですが、実際に目の当たりにしてみると「ホントだわ」と息をのんで観察してしまいました👀👀💦
位相差顕微鏡を使っての講話は地域の小学校でも行っているそうです👏「ばい菌は夜型です、寝ている間は唾液が出にくいので、ばい菌の気持ちになってみると夜は攻め込むチャンスです👾」という例えをしてくださるので、きっと地域の子どもたちも真剣にきいているんだろうと感じました😍大人も「ちゃんと歯磨きしてたっけ?」と振り返りの時間でした👍
顕微鏡の後は、歯磨きについて。先生はいろいろな歯ブラシ、様々な義歯を持参してくださり、実技を交えてお話をしてくださいました✨
義歯を付けている方の歯の清掃は、第一に「残存歯の清掃」、第二に「義歯の清掃」、そして第三に「口腔内の清掃(チェック)」とのこと💫義歯の外し方から義歯用の歯ブラシの使い方や洗い方、都度ケアに携わる人の視点でポイントをお伝えくださり、デンタルリンスの使い方や入れ歯安定剤の使用量、認知機能の状態に合わせたケアや麻痺のある方の歯磨きなども細やかにお話くださいました✨
質疑応答では、「以前に研修でインプラントの口腔衛生維持が難しいという話をお聞きした、何か対策はあるか」という質問や「まれに義歯が真っ黒の人がいらっしゃる、一見虫歯になって黒くなったのかと思ったほど。どのようなケアがあるか」という質問が挙がりました。先生からは、「インプラントについてはメンテナンスができず化膿する場合もある、そうなる前に定期的な歯科受診が必要」であることや「真っ黒の入れ歯は、食べ物などが付着したままのところにカビができ黒や茶色に変色することがある、歯科医院では超音波洗浄機を使用してきれいにすることがある」との返答をいただきました😊感想としては、「言語聴覚士として日々患者さまの口腔ケアなどに携わる立場として、顕微鏡を使用しての観察は新しい角度で感心した。以前の職場では、歯科医との連携が進んでいた経験から、栗原市ももっと連携が深まるといいと感じた」という参加者からの声をいただきました✨
センターとしましては、参加してくださった医療と介護の専門職者の「いまから役立つ」研修会を開催していきたいと思います😄今後ともよろしくお願いいたします✨

2025年10月10日金曜日

アンケート調査を実施しています

 みなさん、こんにちは😃稲刈りが終わった田んぼにマガンが飛来しています🐦秋の深まりを感じている今日このごろ。日中と夜間の寒暖差で体調を崩す方も増えていますね、どうぞご自愛くださいね✨

さて、栗原市在宅医療・介護連携支援センターでは、『医療機関・介護施設等に勤務する職員へのACP・DNARに関する意識調査』を実施しています。センターのホームページにも記事を追加しておりますが、ぜひともたくさんの方にご回答いただきたいと思います。最終期日は、2025年10月17日となっておりますのでよろしくお願いいたします🥺



2025年9月29日月曜日

幸せに歳を重ねるために、

みなさん、こんにちは😀 本日は、「令和7年度医療と介護の市民向け勉強会」のご案内です✨令和7年度医療11月29日(土) 13:30~栗原市若柳公民館にて「令和7年度医療と介護の市民向け勉強会」を開催いたします。

令和7年度医療と介護の市民向け勉強会は「人生の心づもりお話会」と題して、岩手県立中部病院 副院長 星野彰先生を講師にお招きし、『幸せに歳を重ねるために、人生の心づもりをしませんか?』をテーマにお話をいただき、岩手県北上市が作成した「わたしのきぼうノート」を使ってテーマに関心のある市民のみなさまと医療と介護の専門職者のみなさまがいっしょになって心づもりの“はなすこかだり”を行います👏

星野彰先生は、岩手県立中部病院にて緩和ケア医としてご活躍なされておりますが、星野先生のご活躍は院内に止まらず、市民向けの出前講座で『わたしのきぼうノート書きっこ会』をされるなど精力的に活動なされております✨パワフルでハートがホクホクとあったまる星野先生のお話を聞きながら、幸せに歳を重ねるために、人生の心づもりをしませんか?

たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております💁✨


∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴テーマに関心のある方∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴

参加無料、申し込み不要です。ご参加いただきましたみなさまへ北上市の「わたしのきぼうノート」と栗原市の「マイストーリー」を差し上げます。見比べ、書き比べ、ご自由にご活用いただければ幸いです。


∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴医療と介護の専門職者のみなさま∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴

参加無料、申込制とさせていただきます。別添の申込書等よりお申し込みください。また、当日、スタッフとしてお手伝いをしていただける方のご協力も併せて募っておりますのでぜひともご協力をお願い申し上げます。詳細につきましてはホームページをご覧いただくか、お気軽にセンターまでお問合せください。



2025年9月18日木曜日

心に響く歌声に

 みなさん、こんにちは😀一雨ごとに涼しくなってきましたね☔昨夜から続く雷雨で夏も感じつつ、見渡す田園風景は秋模様🍂気温の変化が大きな時期です、どうぞご自愛くださいね✨

さて、9月16日(火)は第5回医療勉強会でした👐9月は世界アルツハイマー月間ということもあり、御多忙を極めているお二人をお招きし勉強会を開催いたしました👏

栗原市内にお住まいで、60歳でアルツハイマー型認知症と診断された遠藤実さんと支援者として常に伴走を続ける奥様の麻由美さん✨お二人の息のあったトークと、講話の合間に歌を挟み(もはやエンターテイナーの領域です)何度も会場を沸かしてくださいました👏
今の時代は、インターネットが使えて当たり前になりつつあります💻小学生でもタブレット端末を使いこなしています。「認知症」と検索すれば、山ほど情報が出て来ます。でも、実さんを前にして思ったことは、本人からのメッセージに勝るものはないということです😊活き活きと歌う実さんですが、認知症の診断を受けた時には落ち込み、葛藤したと話してくださいました。一日中ボーっとテレビの前で過ごし、叫び出したい衝動に駆られたこと。認知症ということを公表しようと思ったこと。みやぎ認知症応援大使としての活動のこと。

『認知症は決して“終わり”ではなく、まだまだ希望があるし、日々の中に小さな幸せや喜びがあることを感じてほしい』

体裁のいい文章や根拠を並べた論文より、目でみて耳で聞いて感じたこの感覚を大事にしたいと思った研修会でした😌
宮城県ケアマネジャー協会栗原支部の梅宮さんが発信している「うめチャンネル」というYouTubeで研修会の様子をみることができます。予定が合って研修会に参加できなかった方も、もう一度振り返りたいという方もどうぞご覧ください💁💁
https://youtu.be/n60zS90-P4E?si=dLhnyetK_ZXmxPnZ (若干の手ブレあり画面酔いしないようお気を付けください)

アンコールでは、ステージから「客降り」した実さん、来場者とハイタッチをする場面もありました✋✋

次回の第6回医療勉強会は、10月15日(水)になります。いつもと日時・場所が異なりますのでご注意ください。また、ご参加いただける人数や対象者にも制限がございますので詳細は在宅センターのホームページをご確認ください。みなさまにとって「明日から役立つ」医療と介護の勉強会になりますよう企画してまいりますのでよろしくお願いいたします💪💫


2025年9月12日金曜日

オレンジカフェあっぷるに行ってきました!

 みなさん、こんにちは😀数日前に雨がこれでもか!という程たくさん降って驚きました☔⚡💦枯渇したダムは多少潤いを取り戻したのでしょうか💭極端な気候の変化に順応するのが大変ですね…食事・睡眠・休養しっかり取って乗り切りましょう💪💫

さて、昨日は、オレンジカフェあっぷるさんに行ってまいりました🍎

栗原市民のためのエンディングノート「マイストーリー」についてお話をさせていただきました✨書くことがすべてではなく、今の気持ちを伝えるきっかけにすること。書いた通りにすることが目的ではなく思いを共有すること、これを何度も繰り返し伝えさせてもらいました😄
なんだかんだ、人生は予測不能です💨誰もが、自分が〇年の〇月〇日にがんになるとか認知症になるとかわかりません。加齢や病気で、認知症になる可能性は誰にでもあります。「なってみないとわからない」というのも一理ありますが、“もしも私だったらこうしたい”をあらかじめ考えておくと自分が言葉で意思を伝えれない時でも誰かが伝えてくれるかもしれませんね。人間誰しも心のどこかで「自分のことは自分で決めたい」と思っています。意識していなくても、どの服を着るか・今日は何を食べようか・どの道で帰ろうか選択を繰り返して生きています。選択も決定も特別なことではなく、日常的に行っていることですから、これが「認知症だから選べない」とか「誘導した通りにしたら間違いない」ではないということです。良かれと思ってしてあげたことが本人の希望と違うこともあります。ですので、私たち支援者は本人の望むこと、幸せ、well-beingがどこにあるか、“対話を続ける”ことが大事だと思っています😌
「認知症について考えよう」というレジェンドからの提案で、「いつか私が認知症になったら」をオレンジカフェあっぷる参加者が思い思いにメッセージを書きました🖊9月は世界アルツハイマー月間です📅各地で認知症の研修や啓発イベントが開催されます。当センターの第5回医療勉強会は、連休明け9/16になります😄ご参加お待ちしております✨

2025年8月25日月曜日

記事掲載のお知らせ

 みなさん、こんにちは😀8月も残すところ、あと6日。早い早い…💦

栗原市築館にあります長谷川新聞店様が発行する『長谷川新聞ニュース』に記事が8月に掲載になりましたドレミファ薬局様と遠藤麻由美様の内容を添付いたします。こうして、多くの方に在宅医療介護連携の活動を知っていただく機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです✨医療や介護のこと、専門職者としての価値、時には市民からの心を打つエピソードも、記事を通して思いを感じていただけますと幸いです😃💞どうぞ、ご一読ください✨




2025年8月20日水曜日

真夏のあれこれ

みなさん、こんにちは😀お盆を前後して、暑さも幾分和らいだように感じます😌センターはカレンダー通りの勤務ですが、あれやこれやと地下作業が多くブログの更新も滞ってしまいました💦小中学生の子どもさん達の多くは夏休み最後の週となりましたね。充実したラストスパートとなりますように!…かく言う三上は小学生のデイキャンプで栗駒山へ⛰広大な世界谷地に感動し気持ちはリフレッシュしてきました!(運動不足の体は鉛のようです、いつ鉛は取れるのでしょうか)

さて、8月のセンターの研修会は、盛りだくさん!
まずは、8/7の「令和7年度さざほざの会第1弾認定看護師と学ぼう」の3回目。
感染管理認定看護師による「やはり基本は標準予防策」です😎講師は、栗原中央病院の看護師、感染管理認定看護師の寺嶋勉先生✨90ページ以上に渡る資料から、伝えたい熱意がたくさんあること実感!熱い思いを炸裂した寺嶋節に乗せて、2倍速で聞いているかのような70分でお話いただきました👏(うちの感染管理認定看護師さん方は通常の速度が一般の2倍速に聞こえてしまうマジック👀💦)じっくりしっかりお聞きしたい事業所様、ぜひセンターの専門職者向け出前講座をご活用ください✨
そして、さざほざの会のあとは、大急ぎで支度し岩手県北上市へ…🚘💨💨岩手県立中部病院へ打合せに行ってまいりました👍この詳細については、近々告知させていただきますのでお楽しみに!!来てみてやってみて面白いことをやります😁💞
それから、その翌日である8/8には、7年ぶりに開催となった「糸の会」✨どんな状況でも淡々と仕事をされてきた社会福祉士のみなさんの情報交換は“濃い”時間でした🔥言いっぱなし聞きっぱなし他言無用の糸の会ですので、詳細はお伝えしかねますが、社会福祉士はしっかり“ひと”を見、じっくりと聞く“ひと”たちであることを改めて気づかされました😌
そ、し、て、8/19には、「第4回医療勉強会」を行いました。第4回は「循環器界隈の話」として、栗原中央病院の看護師であり心不全療養指導士の澤邉直美先生にお話いただきました✨講話資料の講師紹介や挿入イラストにAIを駆使し、一見とっつきにくい循環器疾患の話を噛み砕いてお話くださいました😊
また、「循環器界隈クイズ選手権」として○×クイズを参加者全員で行いました!途中から会場に入って来られた方は、どうしてみんな立ってるの?今日は研修会だよね?と驚かれたのではないでしょうか。そして、最後まで残った方には循環器界隈にまつわる特別なノートが進呈されました😉来年もまたクイズ選手権は開催されますので、ぜひ来年は正解者が続出することを期待しております💪💫
いつも澤邉先生は、慢性疾患と切っても切り離せないACPについても切り込んでお話くださいます⚡今回の事例は2つ💡1つ目は、介護事業所に勤務するAさんが心筋梗塞になり入退院を繰り返すようになった場合、管理者としてどう対応しますか?というもの。指名された方は「負担がかからないよう配置転換をする」と回答されました。2つ目は、高齢で独居のBさんが重症大動脈弁狭窄症になり、本人は手術を望まないが家族は手術をしてほしいと意向に食い違いがある場合、相談員としてどう対応しますか?というもの。みなさんなら、どうお答えしますか?本人と家族の意向が違う場合は往々にあることです。支援者としての在り方はどういうものなのか、澤邉先生からは、意思決定をする人を支援するスタッフへのエールとヒントをたくさんいただきました🙋
明日の支援にすぐに役立つ「医療勉強会」✌次回は、9/16になります✨こちらもまた、笑いあり涙あり五感をフル稼働させてご参加ください!詳細は間もなく<(_ _)>