2025年9月18日木曜日

心に響く歌声に

 みなさん、こんにちは😀一雨ごとに涼しくなってきましたね☔昨夜から続く雷雨で夏も感じつつ、見渡す田園風景は秋模様🍂気温の変化が大きな時期です、どうぞご自愛くださいね✨

さて、9月16日(火)は第5回医療勉強会でした👐9月は世界アルツハイマー月間ということもあり、御多忙を極めているお二人をお招きし勉強会を開催いたしました👏

栗原市内にお住まいで、60歳でアルツハイマー型認知症と診断された遠藤実さんと支援者として常に伴走を続ける奥様の麻由美さん✨お二人の息のあったトークと、講話の合間に歌を挟み(もはやエンターテイナーの領域です)何度も会場を沸かしてくださいました👏
今の時代は、インターネットが使えて当たり前になりつつあります💻小学生でもタブレット端末を使いこなしています。「認知症」と検索すれば、山ほど情報が出て来ます。でも、実さんを前にして思ったことは、本人からのメッセージに勝るものはないということです😊活き活きと歌う実さんですが、認知症の診断を受けた時には落ち込み、葛藤したと話してくださいました。一日中ボーっとテレビの前で過ごし、叫び出したい衝動に駆られたこと。認知症ということを公表しようと思ったこと。みやぎ認知症応援大使としての活動のこと。

『認知症は決して“終わり”ではなく、まだまだ希望があるし、日々の中に小さな幸せや喜びがあることを感じてほしい』

体裁のいい文章や根拠を並べた論文より、目でみて耳で聞いて感じたこの感覚を大事にしたいと思った研修会でした😌
宮城県ケアマネジャー協会栗原支部の梅宮さんが発信している「うめチャンネル」というYouTubeで研修会の様子をみることができます。予定が合って研修会に参加できなかった方も、もう一度振り返りたいという方もどうぞご覧ください💁💁
https://youtu.be/n60zS90-P4E?si=dLhnyetK_ZXmxPnZ (若干の手ブレあり画面酔いしないようお気を付けください)

アンコールでは、ステージから「客降り」した実さん、来場者とハイタッチをする場面もありました✋✋

次回の第6回医療勉強会は、10月15日(水)になります。いつもと日時・場所が異なりますのでご注意ください。また、ご参加いただける人数や対象者にも制限がございますので詳細は在宅センターのホームページをご確認ください。みなさまにとって「明日から役立つ」医療と介護の勉強会になりますよう企画してまいりますのでよろしくお願いいたします💪💫


2025年9月12日金曜日

オレンジカフェあっぷるに行ってきました!

 みなさん、こんにちは😀数日前に雨がこれでもか!という程たくさん降って驚きました☔⚡💦枯渇したダムは多少潤いを取り戻したのでしょうか💭極端な気候の変化に順応するのが大変ですね…食事・睡眠・休養しっかり取って乗り切りましょう💪💫

さて、昨日は、オレンジカフェあっぷるさんに行ってまいりました🍎

栗原市民のためのエンディングノート「マイストーリー」についてお話をさせていただきました✨書くことがすべてではなく、今の気持ちを伝えるきっかけにすること。書いた通りにすることが目的ではなく思いを共有すること、これを何度も繰り返し伝えさせてもらいました😄
なんだかんだ、人生は予測不能です💨誰もが、自分が〇年の〇月〇日にがんになるとか認知症になるとかわかりません。加齢や病気で、認知症になる可能性は誰にでもあります。「なってみないとわからない」というのも一理ありますが、“もしも私だったらこうしたい”をあらかじめ考えておくと自分が言葉で意思を伝えれない時でも誰かが伝えてくれるかもしれませんね。人間誰しも心のどこかで「自分のことは自分で決めたい」と思っています。意識していなくても、どの服を着るか・今日は何を食べようか・どの道で帰ろうか選択を繰り返して生きています。選択も決定も特別なことではなく、日常的に行っていることですから、これが「認知症だから選べない」とか「誘導した通りにしたら間違いない」ではないということです。良かれと思ってしてあげたことが本人の希望と違うこともあります。ですので、私たち支援者は本人の望むこと、幸せ、well-beingがどこにあるか、“対話を続ける”ことが大事だと思っています😌
「認知症について考えよう」というレジェンドからの提案で、「いつか私が認知症になったら」をオレンジカフェあっぷる参加者が思い思いにメッセージを書きました🖊9月は世界アルツハイマー月間です📅各地で認知症の研修や啓発イベントが開催されます。当センターの第5回医療勉強会は、連休明け9/16になります😄ご参加お待ちしております✨

2025年8月25日月曜日

記事掲載のお知らせ

 みなさん、こんにちは😀8月も残すところ、あと6日。早い早い…💦

栗原市築館にあります長谷川新聞店様が発行する『長谷川新聞ニュース』に記事が8月に掲載になりましたドレミファ薬局様と遠藤麻由美様の内容を添付いたします。こうして、多くの方に在宅医療介護連携の活動を知っていただく機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです✨医療や介護のこと、専門職者としての価値、時には市民からの心を打つエピソードも、記事を通して思いを感じていただけますと幸いです😃💞どうぞ、ご一読ください✨




2025年8月20日水曜日

真夏のあれこれ

みなさん、こんにちは😀お盆を前後して、暑さも幾分和らいだように感じます😌センターはカレンダー通りの勤務ですが、あれやこれやと地下作業が多くブログの更新も滞ってしまいました💦小中学生の子どもさん達の多くは夏休み最後の週となりましたね。充実したラストスパートとなりますように!…かく言う三上は小学生のデイキャンプで栗駒山へ⛰広大な世界谷地に感動し気持ちはリフレッシュしてきました!(運動不足の体は鉛のようです、いつ鉛は取れるのでしょうか)

さて、8月のセンターの研修会は、盛りだくさん!
まずは、8/7の「令和7年度さざほざの会第1弾認定看護師と学ぼう」の3回目。
感染管理認定看護師による「やはり基本は標準予防策」です😎講師は、栗原中央病院の看護師、感染管理認定看護師の寺嶋勉先生✨90ページ以上に渡る資料から、伝えたい熱意がたくさんあること実感!熱い思いを炸裂した寺嶋節に乗せて、2倍速で聞いているかのような70分でお話いただきました👏(うちの感染管理認定看護師さん方は通常の速度が一般の2倍速に聞こえてしまうマジック👀💦)じっくりしっかりお聞きしたい事業所様、ぜひセンターの専門職者向け出前講座をご活用ください✨
そして、さざほざの会のあとは、大急ぎで支度し岩手県北上市へ…🚘💨💨岩手県立中部病院へ打合せに行ってまいりました👍この詳細については、近々告知させていただきますのでお楽しみに!!来てみてやってみて面白いことをやります😁💞
それから、その翌日である8/8には、7年ぶりに開催となった「糸の会」✨どんな状況でも淡々と仕事をされてきた社会福祉士のみなさんの情報交換は“濃い”時間でした🔥言いっぱなし聞きっぱなし他言無用の糸の会ですので、詳細はお伝えしかねますが、社会福祉士はしっかり“ひと”を見、じっくりと聞く“ひと”たちであることを改めて気づかされました😌
そ、し、て、8/19には、「第4回医療勉強会」を行いました。第4回は「循環器界隈の話」として、栗原中央病院の看護師であり心不全療養指導士の澤邉直美先生にお話いただきました✨講話資料の講師紹介や挿入イラストにAIを駆使し、一見とっつきにくい循環器疾患の話を噛み砕いてお話くださいました😊
また、「循環器界隈クイズ選手権」として○×クイズを参加者全員で行いました!途中から会場に入って来られた方は、どうしてみんな立ってるの?今日は研修会だよね?と驚かれたのではないでしょうか。そして、最後まで残った方には循環器界隈にまつわる特別なノートが進呈されました😉来年もまたクイズ選手権は開催されますので、ぜひ来年は正解者が続出することを期待しております💪💫
いつも澤邉先生は、慢性疾患と切っても切り離せないACPについても切り込んでお話くださいます⚡今回の事例は2つ💡1つ目は、介護事業所に勤務するAさんが心筋梗塞になり入退院を繰り返すようになった場合、管理者としてどう対応しますか?というもの。指名された方は「負担がかからないよう配置転換をする」と回答されました。2つ目は、高齢で独居のBさんが重症大動脈弁狭窄症になり、本人は手術を望まないが家族は手術をしてほしいと意向に食い違いがある場合、相談員としてどう対応しますか?というもの。みなさんなら、どうお答えしますか?本人と家族の意向が違う場合は往々にあることです。支援者としての在り方はどういうものなのか、澤邉先生からは、意思決定をする人を支援するスタッフへのエールとヒントをたくさんいただきました🙋
明日の支援にすぐに役立つ「医療勉強会」✌次回は、9/16になります✨こちらもまた、笑いあり涙あり五感をフル稼働させてご参加ください!詳細は間もなく<(_ _)>




2025年7月23日水曜日

命の岐路で。

 みなさん、こんにちは😀毎日暑いですね🌞😎小中学校は夏休み、通勤途中に見かける子どもたちの姿も少なく、ちょっとだけ寂しさも感じます。きっと有意義な1ヶ月を過ごしているんだろうな!と思っています😁事故には気を付けてほしいですね😌

さて、昨日は「第3回医療勉強会」を開催しました。講師には、栗原中央病院 外科医長 武山先生と、栗原市消防本部警防課 千葉様のお二人です✨いつもより30分延長し、2時間にわたる研修会でしたが、「とても時間が足りないね」と参加者からお声をいただくほど内容の濃い研修会でした👀

70名を超える参加者で、会場は熱気むんむん🔥(会場の空調がオンとオフしかないので、様子を見ながらセンター職員が付けたりたり消したり…していたのでした😂)

講話お一人目は、武山先生。テーマは『高齢者救急の現状と課題ー患者様の意思を尊重した高齢者救急を目指してー』です😌高齢者白書や人口動態統計などのグラフを用いて、わかりやすく年代での比較や高齢者の望む人生の最終段階への調査についてお話しいただきました。救急搬送の現状についても、異なる地域と栗原市を比較して丁寧にお話いただき、栗原消防から要請を受けて救急搬送を受け入れた割合は7割と教えていただきました。

そして、ケーススタディとして、症例を出して詳しくDNAR(Do Not Attempt Resuscitation:患者本人または患者の意思を推定できる者の意思決定に沿い、 心停止の際に心肺蘇生法(CPR)を行わないこと)やACP(アドバス・ケア・プランニング:人生の最終段階の医療・ケアについて、 本人が家族等や医療・ケアチームと事前に 繰り返し話し合うプロセス )についてもお話くださいました。どんな生き方を望むか、考えたことはあっても誰かに伝えることは少ないものです。センターで行っているマイストーリー講座にも触れ、自分事として考える機会が必要であることもお話くださいました。また、各所から出ている提言も含めて、医療従事者としての広い視野で説明してくださる武山先生でした✨

お二人目は、千葉様。テーマは『高齢者施設利用者の救急搬送と 心肺蘇生法を望まない傷病者の搬送について』です。栗原市の救急の現状としては、救急隊の隊数は、「栗原・東・北・西・南」の5隊であること。つまり、救急車は5台です🚑令和6年の救急要請の件数は、3,784件で、急病による搬送が半数以上であること。施設からの救急要請が年間で400件以上ある👀👀ことなどを詳しく教えていただきました。そして、搬送の手順や一般人でもできる救命処置や救急隊ができる救命処置、特定行為についてもご説明いただきました😌高齢者施設において、心肺蘇生法を望まない利用者の対応については、明確な取り決めはなく、地域ごとに対応が異なることも東京消防庁や一関市の取り組みを通じて教えていただき、専門職者一人ひとりが利用者様の命の岐路で考えなければならないことを課題としていただいたように感じます😌
続いて、質疑応答では、AEDについての質問があった他、講師から「救急隊とのやり取りで困ったことがあった方」「終末期に係る希望について取り決めを書面でしている施設はありますか」「看取りまで行っている施設はありますか」等々の質問を投げかけ挙手してもらうという会場とのやり取りがありました✋✋
最後に、情報提供として社会福祉法人豊明会のお二人から、「みんとめ」について情報をいただきました。詳細につきましては、宮城県ケアマネジャー協会栗原支部のブログをご覧ください💁
来月の第4回医療勉強会は、「循環器界隈のはなし」として栗原中央病院 看護師 心不全療養指導士の澤邉直美さんが登場します✨姫プラで体と頭を使って楽しいことをします!お楽しみ!!


2025年7月18日金曜日

がんばれ学生さん!

 みなさん、こんにちは😀

本日、関東甲信越・東北南部の梅雨明けが発表になりました🌴🌞これから夏本番ですね、三連休はお仕事の方も休暇を取られる方も暑さに気を付けてお過ごしください✨

さて、近頃、実習生や見学に学生が来院している様子が見受けられます😊初々しい白衣姿、メモを取りながら話を聞いている姿をお見掛けし、微笑ましい気持ちになっています😄

先日、センターも医学生への講話をさせていただく時間を頂戴し、「在宅医療・介護連携支援センターの役割」についてお話しました。ですが、百聞は一見に如かず!ということで、話は早々に切り上げて近隣の施設様へお邪魔させていただき、施設見学と利用者さまと学生さんの交流の時間を持ちました✨利用者さまに「立派な先生になるんだよ」と励まされ、栗原のなまりにカルチャーショックを受けつつも「“ひと”を診る」という大事な部分をストレートに感じとっていただけたのではないでしょうか。

その後、病院へ戻り「介護施設で最期までケアすること」について、グループホームSAKURAの梅宮さんにミニ講義をしてもらいながら、医学生と意見交換をしました。「“死”のイメージってどんなもの?」「自分はどんな最期を迎えたい?」という話から、年代によって最期を迎えたい場所や希望が異なること、「もし、明日が人生の最期の日だったらどうする?」という質問に対してさざほざと話し合いました😉



学生さん方は、これから医学的知識を多く学ばれ、数年後には国家資格を取得されて臨床へ羽ばたいていくでしょう。「今、ここ」でしか学べない、このタイミングでしか学べない今日の日の出来事を頭のすみっこに入れていてほしいと願っています😉

がんばれ、学生さん!

2025年7月8日火曜日

お肌の曲がり角はいつやってくるのか。

 みなさん、こんにちは😀東北地方の梅雨明けは例年よりも早い予報ですね🌤7月に入って、すでに30度を上回る日が続いています。熱中症には十分気を付けてお過ごしください😌

さて、昨日は令和7年7月7日✨ラッキーセブン☆彡の七夕でした✨在宅センターでは、さざほざの会第1弾の2回目にあたる、『認定看護師と学ぼう』の皮膚・排泄ケア認定看護師による勉強会を開催いたしました👏

栗原中央病院 看護師長で地域医療連携室室長の浅田祥子先生を講師に、「褥瘡予防とスキンケア」のお話を頂戴いたしました😀
はじめに、「褥瘡予防」について、どうして褥瘡ができるのか、どこにできやすいのか、予防のためにできることは、と丁寧に教えてもらいました😊体位交換や体圧分散寝具のフローチャートやシーツのことまで細かく教えてもらい、みなさん真剣そのもの!
そして、スキンケアについて講義をいただいたあとには、実技です!✨参加していただいた方の中から代表者4名に固形石鹼と液体石鹼それぞれを泡立てて、泡のキメや質を体感してもらいました.。o○高齢者の皮膚は、生理的特徴からアルカリ性に傾いてきているとのこと。そこへアルカリ性の石けんで洗いすぎてしまうと皮膚トラブルにつながってしまうのだそうです。
実際に、目の前で見てみると、アルカリ性の石けんと弱酸性の石けんでは、全然違うものですね😲誰もが、「清潔にしたい、してあげたい」と思うものです。ですが、ゴシゴシ擦りすぎると、皮脂を取りすぎてバリア機能が低下してしまうので泡で洗うのがポイントだそうです。「長年、固形石鹼を愛用されてきている方がいらっしゃるんです、お顔まで全身それで洗っていらっしゃるのでそういう方へはどうしたらよいでしょうか」というお声もお聞きしました👂そういった方へは、保湿を十分にして差し上げることでスキンテアの軽減にもなると教えていただきました👍👍塗り方にもポイントがあり、面積の広い方へ縦に塗布するのではなく、横に塗ることやローションタイプであれば、手のひらにローションを伸ばして優しく押し当ててあげることで浸透するとも教えていただきました👀
これは、私たちのお肌の曲がり角を過ぎた肌にも同様であること。自身で試してみて、それが利用者さんにも活かせる、というのもミソですね!さざほざの会というだけあり、さざほざと意見交換ができるのは、この研修会の良さだと実感しました😊
次回は、8/7の14時から。感染管理認定看護師による「標準予防策について」お話を頂戴します😀ざっくばらんに、和気あいあいと私たちだからできる医療と介護の情報共有の時間を過ごしましょう!