2026年3月31日火曜日

令和7年度を振り返って~つながりの糸は続いていく

 いつも栗原市在宅医療・介護連携支援センターのブログをご覧いただき、ありがとうございます✨昨日、白石市の桜が開花とのニュースを見ました📺いつもより早い桜の便りが届くかな?と思っていたら、今日は肌寒い雨模様ですね☔みなさま、体が資本ですので、ご自愛くださいね😊

さて、今日で令和7年度が終了です👀💦は、早い…💦みなさんに助けていただきながら、在宅センターも業務を進めていくことができました✨改めて感謝申し上げます✨

この一年を振り返ると、たくさんの「出会い」と「学び」の場があったことに気づきました😌色々な研修会を企画してまいりましたが、いかがだったでしょうか?

「医療勉強会」は、10回の開催でした。開催案内を見た方が参加したいと思えるような関心の高い分野で、尚且つ専門的すぎずに明日からの仕事に活かせる内容になるよう講師先生と打ち合わせを進めてきました👐回を重ねるごとに「医療と介護」「病院と在宅」というそれぞれの役割を持つ専門職者の立場を超えた率直な言葉が行き交うことができるようになりました。「こんなふうに連携できたら」という小さな気づきが、現場を少しずつ変えていく力になると感じました。また、参加していただいた方の事後アンケートでは、学びが深まったことがよくわかりました👍開催時間や場所について全員のご希望に添えないことが心苦しくもありますが、ぜひ勤務等調整がつきました折にはご参加いただきたいです!次年度も開催してまいりますので、ホームページのチェックをお願いします🌎💻💫

「ブックカフェ」では、これまでの研修会とは趣は少し違うものでしたが、ゆっくりと語り合える場として次年度の開催を企画中です!情報解禁まで少しお待ちください✨肩の力を抜いて、でも大切なことを話せる時間😊私たち専門職者は、「話を聞く」ことに慣れてしまって、「私の話を聞いてもらう」ことが少なくなってしまっていませんか?ブックカフェを通じて自分の思っていること感じていることに関心を持ってもらうって嬉しいんだな、と改めて気づきました😅

そして、令和7年度の大きな事業として「人生の心づもりお話会」がありました✨11月の開催だったのですが、もっと前のことのように感じてしまいます…時の流れってすごい😇11月29日に岩手県立中部病院の副院長であります星野彰先生をお招きして、130名を超える参加者のみなさんと“わたしのきぼうノート”書きっこ会を行いました😄✨星野先生のお言葉は、参加されたみなさんの心にしっかりと届いたことと思います。終了後にも、星野先生と熱心な意見交換が続いていたことが何よりも印象に残っています😉在宅センター3人では作れない大規模研修会をたくさんの専門職者の協力をいただいたから成しえた会でした✨

このように、こうして患者さん利用者さんを支えている専門職者のみなさんと、深くつながる機会を持てたこと、センターとして、これ以上ない喜びです😊そして、今年の年度末は、いつも以上にたくさんのお別れがありました😭離任のご挨拶をいただくたびに、ともに過ごした時間がよみがえり、感謝で胸がいっぱいになります。みなさんが残してくださったつながりは、ここに息づいています!みなさんの新天地でのご活躍を心より願っています✨

在宅医療・介護の連携とは、制度や仕組みだけでなく、人と人とのあいだに育まれる信頼の積み重ねだとこの一年で改めて感じました。高齢化が進む栗原市だからこそ、「最期まで自分らしく」を支える仕組みがより一層大切になっていきます。在宅センターとして、医療と介護の橋渡しを続け、現場の声を丁寧に受け止めながらみなさまとあゆんでまいりますので、来年度もどうぞよろしくお願いいたします😀…ちなみに、在宅センターは令和8年度も同じメンバーです👌



2026年3月18日水曜日

病院と在宅がつながるとき、「その人らしく生きる」が実現する

 みなさん、こんにちは😀目のかゆみ、くしゃみ、鼻水に耐えながら過ごしている方も多いのではありませんか🌲👀本日は、そんなみなさんにも、ピリッと引き締まるような⁈今年度最後の「第10回医療勉強会」のレポートをお送りいたします✨

和やかな様子のお二人からは、ピリッとなんて感じないわけですが~😅3/17に開催しました令和7年度最後の医療勉強会では、やまと在宅診療所栗原 院長 土屋菜歩先生と栗原中央病院 副院長 木田真美先生のお二人によるトークセッションを行いました👍当日はなんと70名近い方が参加されました👏申し込み開始から締切ぎりぎりまでコンスタントに申し込みがあったことから、今回は特に在宅医療や医療との連携への関心の高さが窺える会だったと思っています😊
土屋先生の講演タイトルは「生ききるための伴走サポート∼病院医師と在宅医がタッグを組んだら?」。真っ先に伝えてくださったのは、在宅と病院の違い。そして、「病院か自宅か」「病院対自宅」という対立の図式を手放してほしい、ということでした。そして、大切なのは、変化する状況に柔軟に対応できるチームがあること。切れ目なくつながり続けること。そして情報提供の大切さ、「知って選べる」支援を通して患者さん利用者さん自身“私”が尊重されることです、と丁寧にお話しくださいました✨また、「治療が終わって在宅へ」という流れだけでなく、がんの積極的治療を受け続けながら在宅診療を並行して使うこと(併診)もできると教えてくださいました👆手段がなくなってから在宅、ではなく、早い段階から苦痛をなくす方向へシフトするという考え方です😉そして、病院医師が在宅診療に同行訪問したことで、患者さんの「生活の様子」を見る視点に深まりが出ることが情報共有に際して感じることが増えたと話してくださいました😊
木田先生は、「訪問診療に同行して ちょっと死について考えてみました」という講演タイトルでお話くださいました✨木田先生の「みなさん、人は絶対死ぬんです。自分が死ぬことを考えたことありますか?」という問いかけで、会場はハッとしました👀💦💦自分が死ぬ?そりゃいつかはね~わかっていますよ、でも今すぐじゃないからね、年齢順っていうしな、今めっちゃ健康だしね、現実味が少ないので考えにくいですか?このブログを読んでいるみなさんはどうでしょうか。木田先生は、自宅で最期を迎えたいと希望する人の割合と実際に病院で亡くなる人の割合が逆転しているグラフを示しながら、中村明澄著『在宅死という選択』を紹介し、それでも自分の望む場所で自分らしい生き方を選べる時代になってきたと伝えてくださいました😊そして、ご自分で在宅診療の同行訪問をし、病院では知り得なかった患者さんのありのままのご様子がわかったことで、制限された病院生活とはまったく違う姿をみていい意味で衝撃を受けたこと、在宅診療チームと患者さんのやりとりから、患者を取り巻く病院と在宅診療の信頼関係と連携が一気に強まった気がした、とお話しくださいました✨そして、「病気をみるのではなく、その人をみる----それが同行訪問を経た一番の変化です」ともお話しくださいました✨✨
司会から、フロアのみなさまへ問いかけがあり、現場を生きる人たちのリアルな声もたくさんお聞きしました👂👂今回の医療勉強会には、ケアマネジャー、介護施設スタッフ、訪問入浴介護、ヘルパー、歯科医師など、さまざまな職種の方が参加されていました。マイクを回すと、それぞれが自分自身の経験を重ねながら語ってくださいました。ほんの一部ですが、ご紹介します👇👇
🌸施設ケアスタッフ…在宅診療所の診察を受けながら施設で暮らす利用者さんを担当しています。先生方が丁寧に見通しを立てて話してくださるので、看取りの場面でもケアスタッフは抵抗なく安心してケアができています。
🌸ケアマネジャー…利用者さんとご家族で意向が違うことはよくあります。「ケアマネさんから言ってけらいん」とお願いされてしまうことも。お二人の先生の言葉が優しくて、こんなふうに本人家族を労えるようになりたいと思いました。
🌸訪問入浴介護…体力が落ちてくると、楽しみにしていたお風呂に入れなくなる方もいます。食事や入浴の楽しみを守ることにこれからも関わらせてもらえたら嬉しいです
🌸ヘルパー…19歳のとき祖父母の介護を経験したことがきっかけでヘルパーになりました。今日の話を聞いて、介護と医療がこうやってつながっていることがよくわかりました。連携って、本人にとって本当にありがたいものなんだと実感しました
🌸リハビリスタッフ…父が難病になり、最期は家族に見守られて逝きました。当時は「病院しかない」と思っていましたが、今思うと、たくさんの選択肢があることを改めて気づきました
🌸歯科医師…74になり、自分も死を考えます。訪問歯科で入れ歯の調整をするだけでも最期まで食べる口を守ることができる。在宅を支える仲間の一員として、もっと連携を深めていきたいと思いました(※土屋先生からは「ぜひ!お近づきになりたい!!」と即座に返答する一幕がありました笑)
「在宅医療=治療をしない選択」ではありません。麻薬も点滴も在宅でできます。多職種が連携することで、病院では難しいとされる「その人の生活を支える医療」が在宅医療では実現できる。
土屋先生は、「同行訪問をした先生は、紹介状の文面が変わる」とおっしゃいました👀「BSC(Best Supportive Care 治療はこれ以上できることはないので患者の希望により痛みの緩和や生活の質を保てるよう治療方針を変更すること)です。よろしく」の文章に加えて「この患者さんは、これまでこういう生活を送ってこられて、こういうご意向があります」という文章が加わることで、受け取る側のケアが変わる。これは、おおげさではなく、生活を知ることが“連携を変える”のだと思います✨

--------病院は非日常、おうちが日常

今回の研修会を通して、改めて感じたことがあります。医師・看護師・ケアマネ・ヘルパー・歯科医・訪問入浴…みなさん立場は違っていても、全員が「その人らしく生きてほしい」という同じ方向を向いていたことです。高齢化率43%という全国よりも先を走る栗原市では、高齢独居の方は増えていくでしょう。医療と介護がしっかりとつながっていく、その輪の中に、私たち一人ひとりがいるということです😊

最後に、講師先生お二人からフロアに向けてメッセージがありました😃
「医師だけでは成り立たない。みなさんがいろんなところをつないでくださるので助かっています」
「現代の医療はチーム。いろんな方をみんなでみよう。これからもよろしく」

みなさんでチーム栗原の地域包括ケアを進めていきましょう💞
次回の「令和8年度第1回医療勉強会」は4/21です✨お楽しみに!!

2026年3月16日月曜日

地域のほっこり集まり場~オレンジカフェへ行ってきました!

 みなさん、こんにちは😀朝晩冷え込みますが、春の日差しが気持ちいいですね😊スギ花粉も絶好調に来ていますが🌲👀

さて、先週になりますが、オレンジカフェに行ってまいりました🍊オレンジカフェは、地域に住む方が気軽に集まり、お茶を飲みながらおしゃべりや活動を楽しめるコミュニティの場です。認知症やそのご家族、地域のみなさんが一緒に過ごせる温かい集まりの場となっています✨

三上は、築館地区「語りすと」で開催のオレンジカフェ語りすとへ👉👉

当日は、約20名が集まり、にぎやかな雰囲気の中で楽しいひと時を過ごしました😃初めて参加された方でもスッと仲間に入れるような交流づくりが特徴のオレンジカフェ☕カフェマスター役のサポーターさんが入れてくれるコーヒーのコップには、手作りのネームがつけてあります😊次回参加したときにつけてくださるそうです。粋な計らいですね♪
みなさんで盛り上がったビンゴゲーム、看護師さんが優しく丁寧にマッサージをしてくれたハンドマッサージ体験、おしゃべりや詩吟を聞いたり、それぞれが楽しく過ごせる空間でした😌
前日には、若柳地区でも「オレンジカフェあっぷる」がウジエスーパー若柳店で開催されました🍎こちらには、所長の千葉がお伺いしました♪
紙芝居で在宅医療についてわかりやすく学んだり、体操をして体をリフレッシュさせたり~スーパーマーケットという身近な場所を会場にするというのも、気軽に立ち寄りやすくていいですよね👍
実は、栗原市内には、12団体ものオレンジカフェがあります🍊きっと、みなさんのお近くにも開催場所があるはずです✨ぜひ、最寄りのオレンジカフェへ足を運んでみてください✨新しいつながりや、ほっこりできる時間がきっと待っています💕4月以降の開催については、栗原市からの情報発信をお待ちください💦(広報くりはらの情報カレンダーに掲載になりますよ✌)

2026年3月5日木曜日

本が寄り添う、春の入り口。

 みなさん、こんにちは😀本日は、啓蟄。暦の上では、虫たちが目を覚ます日ですね🐛昨日は宮城でも、まさかの雪模様⛄目を覚ます準備をしていた虫たちもびっくりしたことでしょう…栗原も地域によっては一面銀世界❄現実に目を背けていいなら人間だって布団に丸まっていたかったですものね😂さてさてそんな昨日は、令和7年度最後の「第3回ブックカフェ」を開催いたしました✨

今回の会場は、やまと在宅診療所栗原✨やまと在宅診療所栗原の院長土屋先生からの開会の挨拶とともに、土屋先生特製のスパイス香るグリーンカレーの説明からスタートです👏

まずは、みなさんお好きなように食事を召し上がっていただきながら「みなさんにお勧めしたい一冊」の本の帯づくりです。表紙に込められた思いを、自分の言葉で短くまとめる。ちょっと照れ臭くて結構難しい気がしていましたが、本好きのみなさんはサラサラっと書き上げていました✨
ちゃっかりカレーのお替りもしながら、本の紹介がスタート→😄
トップバッターは、訪問看護師さん(^^♪紹介してくださったのは、「あすはきっと」という本です😃東日本大震災のとき、深い悲しみの中で知人がそっと手渡してくれた一冊。「今日はつらくても、明日はきっといい日が来る」---そんな言葉が胸に響く優しい物語。今も大切に持ち続けているそうです✨
3回目の参加になるケアマネさんは、漫画「ヘルプマン!」を紹介。介護の世界をまっすぐに描いたこの作品に「読んでほしい!」という熱い思いを感じ取りました🔥介護の仕事をする若者の成長や葛藤を通して、介護ってすごい仕事なんだということがひしひしと伝わってきました✨
初参加の看護師さんが紹介してくださったのは、「まほうのかがみ」。お子さんが生まれたときに作った世界に一冊だけの絵本😊「どんな子でも、人の心がわかる子になってほしい」という願いを込めた特別な宝物です✨
また、初参加のケアマネさんは、「ライオンとねずみ」という絵本を紹介。文章がない、絵だけの本だからこそ、親子で言葉を紡ぐ時間が特別な思い出になったそうです😊ライオンとねずみを通して、強い弱い立場を超えた関わり方が大切だと感じたケアマネとしても原点に立ち返るような一冊とのことでした✨
理学療法士さんは体の仕組みににまつわる本を、木田先生は手話を始めるきっかけとなったBL本「世界でいちばん遠い恋」を紹介✨もうひとりの理学療法士さんは斎藤一人さんの本から「どんな状況でも人生は変えられる」という勇気を与えてもらったそうです😉保健師さんは、幼稚園の園児たちと一緒に読んだ「いのちをいただく」を紹介。福祉用具専門相談員さんは、塩沼亮潤大阿闍梨の本から夢がかなった先の生き方に思いを馳せました😌秋保に行きたくなりますね🍂三上からは、「ヤベー高齢者ばかり担当しているケアマネの日常」というコミックエッセイを紹介。私たちの周りにありふれた日常を“ヤベー”という言葉でまとめてくれていますが、すごく当たり前の日常が楽しく描かれています!関心のある方はぜひ貸出できますのでお申し出ください✌センター長は、「ぼくたちはどう老いるか」について、認知症という言葉ではなく“耄碌する”という言葉を通して考えたことをお話ししました😊そして、最後に、土屋先生から、「差別はたいてい悪意のない人がする」という本を紹介してくださいました✨知らぬ間に誰かを排除していないか、立場の違いを想像する力を持ちたい、そんな深い学びが共有された時間となりました✨

一通り本の紹介をした後は、順繰り本を回して黙々と読む人。内容を共有して語り合う人。楽しい時間を過ごした後は、最後に一人一言感想をいただきました😁「現実で困っているとき、本の中に答えが書いてある」「人のおすすめを聞くと、自分の世界がぐっと広がる」「本は人に寄り添ってくれる」などなど、みなさんから寄せられた感想を聞きながら、本を通して笑ったり泣いたり考え込んだり💭できるのが本のいいところだと感じました!
おいしいカレーの香りに、ページをめくる音、BGMに流れるジャズと楽しそうな声を聴きながら、また、本を通じて誰かの心とつながる時間、連携が深化する時間を持てることを楽しみに、企画を練っていきたいと思います😊
ところで、本の帯は、「袴」や「腰巻」という別名があります。単なる装飾としてあるのではなく、伝えたいポイントを的確に発信できる。そして、帯は日本独自の文化でもあるそうです。センターもそんな帯のように、医療・介護連携の役割を果たしていきたいですね🔥
同日、県内では公立高校の入試がありました。悪天候で時間の変更など、いつも通りにいかないこともあったかもしれませんが、受験生のみなさんにも春の桜咲く知らせが届きますように願っています😉✨
今月は、3/17に第10回医療勉強会があります✨みなさん、今年度最後の医療勉強会です、こちらもお楽しみに!👋