「お家へ帰ろう」と言われて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?
私が真っさっきに思い出したのは、父が亡くなった時のこと。あぁ逝ってしまったんだという喪失感と父の望んでいた自宅へ帰ることができる安堵感とでいっぱいでした。
「お家へ帰ろう」は、第4回さざほざの会のテーマであり、講師を務めていただきました髙橋由利さんから参加者への問いかけでもあります。参加者のケアマネさんからは「利用者さんを思い浮かべました」と回答いただきました😊
講師の髙橋さんは、栗原市在住の市民です💁ご職業が地域福祉のスペシャリストですのでご存知の方が多いと思いますが、それは一旦横に置いていただき、大切な家族を見送ったひとりの市民としてお話を賜りました😌髙橋さんは、生まれも育ちも栗原市!自然豊かな栗原が大好きなのだと教えてくださいました✨栗駒山麓ジオパークのガイドもされています✨そんな髙橋さんが「お家へ帰ろう」と伝えたいのは弟さんご夫婦であるとのこと。弟さんご夫婦の話題からグッと惹きつけられる内容へ展開させていく話術は「さすが!」と感じつつ、人の生き様を伝えていくことは支援者としての在り方や家族や関わった専門職者のグリーフケアにもつながると思いました😌髙橋さんのご実家は、栗原市内で60年続く食堂です🍛知る人ぞ知る名店、たくさんの常連さんでにぎわうお店です😁その食堂を切り盛りしていた弟さんが、突然のがんの告知を受け入院を余儀なくされました😟髙橋さんは弟さんの「ごめんな、頼むな」という言葉から残された時間は少ないと悟り、「家に帰りたい」と願う弟さんのために動き始めました。髙橋さんは地域福祉のスペシャリストですから、“連携”の仕方はわかっています💫でも、「わかっているから何でもできる」わけではなく、近くに自宅で看取りをされた親戚の方がいてくださったり、協力してくれる方、相談に乗ってくれる方、関係各所の調整をしてくれる方がいて“連携”が進む。弟さんへ直接的にケアにあたって下さる訪問看護師や在宅診療医、奥さんを若くに亡くし男手一つで育て上げた弟さんの大切なふたりの娘さんを母のような愛情で包み込んでくれた訪問看護師や知人。たくさんのつながりが本人とその家族を支えてくれたと話してくださいました。病名告知を受け、弟さんが亡くなるまでの2ヶ月半あまり、在宅医療・介護連携はとてもとても濃い時間となったのでした💖退院して、弟さんがやりたかったこと---お墓参り、娘との時間、家族といる厨房での仕込み、出前の配達、厨房に立つ料理人として一人の親として人として。
Where would you like to go at the end?
さいごに、弟さんが作ったカツカレーを置いていきますね🍛
テイクアウトでお願いしたカレーは、お店で食べる時と同じくボリューミー😋盛り方が下手なのは三上のせい…。この味が恋しいです。また、お会いしたいです。
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